ワインプロデューサーのおーみんです!
私が担当しているワイン講座で、家庭料理とワインのペアリング実験をしました!
その中で、最高のマリーアージュだったペアリングをご紹介しましょう!
ばら寿司とちらし寿司の違い。
ばら寿司に合うペアリングの実験をしました。
余談ですが、ばら寿司とちらし寿司の違い、分かりますか?
調べてみると、ばら寿司は具材をバラバラに混ぜたもの、ちらし寿司は具材を酢飯の上にチラシたものだそうです。
納得(笑)
さて、今回はばら寿司ですが、ばら寿司にはどのようなワインが合うのでしょう?
実験してみました!
6種類の様々なワインで実験!どれが合う??
合わせてみたワインはというと・・・
- 中辛口のシードル(りんごのスパークリング)
- 日本の甲州種を使った辛口白ワイン
- スペインの軽い辛口ロゼワイン
- オーストラリアのやや濃厚な辛口オレンジワイン
- スペインのライトボディの渋くない赤ワイン
- チリのフルボディの渋い赤ワイン
いろいろ合わせてみて分かったことは・・・
赤ワインのベリー感が合わないこと!
特に6番の渋い赤ワインとばら寿司を合わせると、ばら寿司の素材の旨味が全て消し飛ばされ、どこかに行ってしまう・・・サイアクでした。。
ある程度予想していましたが、全く合いません。
ということで、赤ワインの要素のある3番のロゼワインと5番6番の赤ワインは合いません。
2番の日本のワインが合うかなぁと思いきや、意外にワインとばら寿司がバラバラに(笑)
4番のオレンジワインは、ばら寿司を引き立てるのですがワインが引き立たない・・・
というわけで。
ばら寿司とシードルの似たもの同士マリアージュ!
今回、他のお料理ペアリングも含めて最高のマリアージュだったのが、シードルとばら寿司のペアリングでした!
シードルとは、りんごを原料にしたスパークリングワインで、フランスのりんごの産地であるブルターニュ地方やノルマンディー地方が有名です。
今回、ペアリングさせた銘柄は、私のお気に入り「シードル ヴァル・ド・ランス オーガニック」。
外観は、輝きのある淡い金色で、淡い色のビールといった感じの色調です。りんごの香りはもちろん、パッションフルーツやアプリコット、洋梨などの甘〜い香りが漂います。口当たりは優しく、中辛口ですが可愛らしい甘みを感じ、何よりも酸味とのバランスが秀逸です!飲み飽きしない素晴らしいシードルです。
このシードルをばら寿司と合わせると・・・
ばら寿司のいろいろな具材の旨味や香りがさらに増幅されて広がる!
シードルの味わいに、すし酢のニュアンスがあるので、酢飯と融合するようです。
どのような具材の部分を食べてもベースにある酢飯の風味とシードルが合うので、ばら寿司が美味しくなるし、シードルも美味しくなる!
まさに、マリアージュです!
今回実験に加わってくださった生徒さんたちの間でも、シードルが苦手という方も含めて「ばら寿司とシードルが一番合う!」と口を揃えておっしゃっていました!
ばら寿司以外でも、シードルは魚介類との相性も良いので焼き魚や、驚くことにカレーとの相性も良い!
アルコールは4%なのでとても飲みやすく、シードル1本あれば家庭料理には万能ですよ。
バランス良いオーガニックシードル!
銘柄名
シードル ヴァル・ド・ランス オーガニック 中辛口
容量
750ml
品種
ブルターニュ産りんご
産地
フランス・ブルターニュ地方
味わい
林檎(泡)・ほんのり甘みを感じるやや辛口
料理とのペアリング
野菜料理全般、焼き魚
ワイン解説
100%ブルターニュ産の有機栽培りんご果汁を自然発酵・自然発泡させた本物のシードル(りんごの発泡酒)。度数4%。ポリフェノールも豊富、少しマイルドな中辛口。飲むシーンを選ばず、どんなお料理にも合います。
葡萄が苦手にもかかわらずワイン輸入業者に入社。そこでワインの魅力に目覚めてヨーロッパ各地のワイナリーを訪問して経験を積み、2011年に独立。ワインと料理のペアリングに特化したメディア通販「レモンタージュ 」の運営、飲食店プロデュースなどを通じて「日本にただ一人のワインプロデューサー」として活動中。また、茶道、書道、音楽、アートなど、様々な業界とワインのコラボイベントを実現し「ワイン界の異端児」と呼ばれている。
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