ワインプロデューサーのおーみんです！
冬にピッタリの優雅な気分になれる濃厚白ワインを見つけました！
人気急上昇中のヴィーニョヴェルデ（緑のワイン）とは？
VINHO VERDE（ヴィーニョ ヴェルデ）とは？
ポルトガルの地ワインである「ヴィーニョ・ヴェルデ」。近年、世界中でファンが増えて輸出量が伸びている注目のワインです！
ヴィーニョ・ヴェルデとは、緑のワインという意味。
ほのかに緑色に見えるので緑のワインと呼ばれるようになったという都市伝説がありますが、そうではなく、ヴィーニョヴェルデは海に近く雨が多い「緑」に覆われた産地で生まれるので、「緑のワイン=ヴィーニョヴェルデ」と呼ばれるようになったそうです。
ヴィーニョヴェルデで造られるワインは人気なので、品質が悪いものが出回らないように、ヴィーニョヴェルデ協会が規定通りに造った高品質なヴィーニョヴェルデのワインに認証マークを与えています。
裏ラベルには、写真のようなヴィーニョヴェルデ認証が付いています。
プレミアムなヴィーニョヴェルデ生産者「キンタ・デ・クルヴォス」
ヴィーニョヴェルデと言うと、お手頃価格で軽くて酸味の強い微発泡白ワインが日本では一般的でした。
本日ご紹介するヴィーニョヴェルデの造り手「キンタ・デ・クルヴォス」は、プレミアムなワインを造っています。
キンタ・デ・クルヴォスとは？
1976年に設立された家族経営のワイナリーで、大変美しい景観を持つワイナリーです。
大西洋の影響と花崗岩の土壌で豊かな日照を受け、特徴的なワインぶどうを造り出します。4ケ所にある自社畑は合計27ヘクタールあり、Forjaes, Ponte de Lima Barcelos に位置しています。キンタ・デ・クルヴォスは優れた品質、伝統と革新を持って、環境への配慮とワインへの情熱を忘れずに価値の高いワイン造りを心がけています。（輸入元資料より）
高貴な雰囲気が漂う美しいラベル。
本日、ご紹介する「クルヴォス レゼルバ」。
まず、めちゃくちゃラベルが美しい！！
クルヴォスのワインは、この銘柄含めてとっても洗練された味わいで上品。
そんな品の良さがラベルデザインからもプンプン薫ってきますね（笑）
そして、裏ラベルもやはり上品！！
よ〜く見ると、ぶどう品種が「100%AVESSO」と書かれています。
アヴェッソ？？
ここで覚えよう！ポルトガルの土着品種アヴェッソ！
注目の土着品種アヴェッソとは？
ヴィーニョヴェルデで栽培される白ワイン用品種で、特に近年評価が上がっている品種です。
アロマティックでありながら、しっかりとした骨格とボディを持つ味わいに仕上がり、樽との相性も良いため樽熟成された長命な上質白ワインを生み出します。
上の写真は、グラスの内側を流れる「ワインの涙」。
ドロっとしているのが分かると思いますが、これは粘性が高いということ。
粘性が高いワインは、凝縮感のある濃厚な味わいとなります。
冬におすすめな濃厚でクリーミーな味わい。
さて、いよいよテイスティングです！！
実際に飲んでみた！
グラスに注ぐと、淡いゴールドにキラキラと輝く豪華な色調。見た目だけでワクワク感が！！
ワイングラスに近付くと、りんごの果実香に加えて蜂蜜のような甘い香り、そしてバニラを感じる上品な樽の香りが融合した素晴らしいアロマが漂います。香りにウットリ・・・
口にワインを含むと、マイルドな口当たりからスタートし、厚みをしっかりと感じるフルボディスタイル。緻密なミネラル感と上品な酸味も感じ、様々な要素が何層にも折り重なった重厚な味わい。
赤ワイングラスのような大きなグラスでゆっくり楽しみたい。優雅な気分になれる高貴な白ワインです。
これは美味しい・・・
これは冬におすすめ！！
夏向きか冬向きかというと、完全に冬向きです！
裏ラベルにも書かれていますが、おすすめの温度は、10〜12度。冷蔵庫は4度くらいなので、普通の白ワインよりも高め。
冷やしすぎると、豊富な香り成分が感じられないことがあるので、冷蔵していてもグラスの中で温度が上がっていくといろいろな表情が楽しめますよ！
冬の暖かいお部屋で、大きなグラスで優雅にお楽しみください。
クルヴォス レセルバ
◾️銘柄名
クルヴォス レゼルバ
◾️容量
750ml
◾️ぶどう品種
アヴェッソ100%
◾️産地
ポルトガル・ヴィーニョヴェルデ
◾️味わい
白・濃厚でコクのある上品な辛口
◾️料理とのペアリング
鶏肉のクリーム煮、ホワイトシチュー、舌平目のムニエル、オマールエビのバターソテー
◾️ワイン解説
キンタ・デ・クルヴォス は1976年に設立された家族経営のワイナリー。近年人気のヴィーニョヴェルデ（緑のワイン）という産地の地ワインです。
アヴェッソの選りすぐられたぶどうのみを使って造られた上質の白ワイン。熟した洋梨やリンゴの香りに樽由来のバニラの香りがバランスよく調和し、複雑で厚みがあり、余韻の長いワインに仕上がっています。
フレンチオーク新樽にて12カ月熟成。
葡萄が苦手にもかかわらずワイン輸入業者に入社。そこでワインの魅力に目覚めてヨーロッパ各地のワイナリーを訪問して経験を積み、2011年に独立。ワインと料理のペアリングに特化したメディア通販「レモンタージュ 」の運営、飲食店プロデュースなどを通じて「日本にただ一人のワインプロデューサー」として活動中。また、茶道、書道、音楽、アートなど、様々な業界とワインのコラボイベントを実現し「ワイン界の異端児」と呼ばれている。
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