フードプロデューサーのふじこです。
蒸し暑いシーズンになりましたね。
お仕事が終わって家に帰ったら、まずしゅわしゅわした泡を飲みたい!!!
そんな時にセレクトする泡ものは何でしょうか?
やっぱりビール?
ちょっと贅沢にシャンパーニュ?
炭酸強めのカヴァ?チューハイ?
お好きな泡は沢山あると思いますが、その中にちょっと特別な
「スコッチウイスキーのハイボール」を
もう一つの選択肢として増やしてみませんか?
家に帰って冷蔵庫でキンキンに冷やしたスコッチウィスキーがあると思うと、
お仕事ちょっと頑張れませんか?笑
ハイボールの材料は冷蔵庫でキンキンに冷やしましょう!
ウイスキーとは
ウイスキーは、原料となる穀物を発酵させ、蒸留した後に木樽で熟成させた蒸留酒です。
代表的な原料となる穀物は、大麦や小麦、ライ麦、トウモロコシなどです。
穀物を使っているなら糖質が心配・・という方、ご安心ください。
ウイスキーや本格焼酎などの蒸留酒には、糖質が含まれていません。
原材料に「大麦・トウモロコシ」などが使われているため、それ相応の糖分が含まれていると思われがち
ですが、実は醸造した後のお酒を蒸留することによって原材料由来の糖質が取り除かれているのです。
またビールのようにプリン体も含まれないため、健康を気にしている方にとってもうれしいお酒です。
3年以上の熟成と厳しい条件をクリアしたものだけが名乗れる「スコッチウイスキー」
厳しい条件を満たして名乗れる「スコッチウイスキー」
今回ご紹介する「ABERDOUR アベラダワー」は、ウイスキーの中でもスコッチウイスキーと呼ばれる種類のお酒です。
「スコッチウイスキー」とは、イギリス北部のスコットランド地方で蒸溜、熟成されたウイスキーの総称です。
ただしワインのAOCなどの規格のように、イギリスの法律に定められた細かい定義があり、
条件を満たしたものだけが「スコッチウイスキー」を名乗ることが出来ます。
◯原料は穀物
◯酵母による発酵
◯アルコール分95度未満(94.8度以下)で蒸溜
◯700L以下のオーク樽で最低3年以上熟成させる
◯瓶詰めの際の最低アルコール度数は40度以上
(スコッチウイスキー法から抜粋)
スコッチウイスキーの魅力
スコッチウイスキーの魅力は何と言ってもその深い味わいと香り!
麦芽を乾燥させる際にピートを使用するのですが、このピート由来の独特のスモーキーフレーバーがついているのが特徴です。
ピートとはスコットランド特有の泥炭のこと。
元は各種の植物が枯死・堆積して固まったもので、採取する場所によって堆積年数や香りが違います。
スコッチウイスキーの香りとクセは、ピートを焚く量や焚き方などで決まります。
普通のウイスキーのハイボールではなく、
ウイスキーの本場スコッチを使ったワンランク上のスコッチハイボールを楽しみませんか?
「ABERDOUR アベラダワーパイパー」の味わい
スコッチウイスキー・アベラダワー の魅力
ストレートのテイスティング
美しく輝く黄金色の色調。
ほのかな樽の香りに加えて石油系の香りが微かに混ざっています。
時間が経つと隠れていたスモーキーな香りが少しずつ現れます。
香りに甘味はそれほど感じられず、口当たりは非常に柔らかいのさんが特徴。
口に含むと、かなり滑らかな質感ですが、野生味も感じるワイルドなスコッチウイスキーです。
品名ともなっている「ABERDOUR」は、アバーダーという地名で海に面しています。
湾を挟んだ向かい側はエディンバラ。
薬品臭(ヨード香)の香りを感じるのも、立地的に海に近くピートに含まれる成分
(海草由来の成分や海の水分)の影響を受けていると思われます。
スコッチハイボールのテイスティング
ハイボールにすると、元々感じられた石油系の香りに加えて、ライムのような爽やかな香りが感じ取れます。
味わいは、一般的なウイスキーで作ったハイボールよりも、スコッチらしいストラクチャを感じます。
ミネラルによる特徴的な塩味があるので、ナッツ系との相性も良さそう。
いろいろな複雑な風味を併せ持っているので、いろいろなおつまみペアリングしたくなるタイプのスコッチハイボール。
ハイボールにおすすめ!本場のスコッチウイスキーを愉しむ!
美味しいハイボールの作り方
ポイントは「よく冷やす」と「かき混ぜすぎない」こと!
「よく冷やす」
これはあらかじめ、ウイスキーもグラスも炭酸水も冷蔵庫でしっかり冷やしておくと
温度差で急に氷が溶けて薄まってしまうのを防ぐことが出来ます。
こだわりの方は、ウイスキーを瓶ごと冷凍庫で冷やす方もいるそうです。
(アルコール度数40度なので、凍らずにキンキンに冷えるそうです)
【作り方】
1,グラスに氷を一杯に入れて冷やします。
2,ウイスキーを適量注ぐ。(ウイスキー1:ソーダ水3〜4)
3,ウイスキーをまぜる。
4,ソーダ水をお好みの量加える。(氷に触れないようにそっと淹れてください)
5,マドラーなどでタテに1回まぜます。
「かき混ぜすぎない」
かき混ぜすぎると、せっかくのソーダ水の炭酸が抜けてしまいます。
クルクル回すのではなく、タテに一回大きくクルリと回すことで
ウイスキーとソーダ水を混ぜ合わせます。
完成!
レモンの皮を薄く切ってグラスに入れると、香りがついて爽快感が引き立ちます。
お好みですが、ソーダ水は炭酸が強いものを、他にもトニックウォーターや
ジンジャエールなどで割るととても飲みやすいです。
私はワインはもちろん大好きなのですが、食べるものによって一杯目の泡ものを
色々変えます。特に暑い季節には、柑橘の果汁を効かせたハイボールがたまりません。
まずはストレートでスコッチウィスキーの特性を味わっていただいて、
自分のお気に入りの飲み方を見つけてください!
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