「丁度良い」が美味しい、濁りオレンジワイン

オレンジワイン愛好家が大注目!の自然派ワイン

自然派ビオロジー栽培の非常に珍しい
グリューナー・ヴェルトリーナー90%、リースリング10%のオレンジワイン「オレンジムーン」

「丁度良い」と書くと「他に褒めるところが無いのでは?」と思われそうで
怖いのですが、違います。

こんなバランスの良いオレンジワイン に出会ったのは初めてです!
オレンジワインを飲み慣れていない方にも、
オレンジワインが好きという方にも、安心してオススメできる1本。

きちんと特徴が出ているのに、強烈な個性ではない。
よく言われる「変態ワイン」のような奇抜な個性はないのに、
しっかりとオレンジワイン。例えるならエレガントで優等生。

「オレンジワイン」の印象ってどうですか?

オレンジワイン、好きですか?

ふじこが人生で初めて飲んだオレンジワインはマルヴァジアの変態的なオレンジワインだったので
「オレンジワインって飲みにくいなぁ・・・私はあまり好きじゃないな。」
と思ったのが素直な第一印象でした。

クロノワに入社して、試飲会で様々な生産者のオレンジワインを飲むうちに、
オレンジワインの美味しさを理解して、料理との相性の良さも楽しくて、
オレンジワインを大好きになったのですが、そうなると次に出てくるのが、

「オレンジワインの美味しさを伝える難しさ」でした。

少し脱線しますが、私は今、ジョージアのキシというぶどう品種がブレンドされた
クヴェブリで発酵・熟成させたオレンジワインが一番好きです。
独特のヒノキのような香り、力強いのにエレガントな味わい。
抜栓して何週間経っても面白い変化を見せてくれます。

しかしです。
オレンジワインを飲んだことがない人に、突然キシを贈ると想像すると、
「ちょっと前置きが欲しいかも」
「ちょっと心構えが欲しいかも」と紹介するコチラも身構えてしまいます。

逆に世間一般的に流通している「初心者に飲みやすいオレンジワイン」を飲むと
「これ・・・オレンジワイン ですかね?」
と首を傾げてしまうほど、白ワイン要素が割と強かったりします。

オレンジワインの美味しさをキチンと伝えたいのに、なんとなく割り切れない気持ちを
昇華してくれたのが、この「ワビ・サビ オレンジムーン」です!!

テイスティングコメント

美しいオレンジ色は少し濁っていて、傾けると美しいマーブル模様を描きます。
2020年夏にテイスティングしたタイミングでは、僅かに微発泡でした。
淡いヒノキの香り、オレンジピール、紅茶の香り。旨みが凝縮されているのにとても華やかでエレガント。
タンニンも穏やかながらしっかりと感じられて、ミネラル分とのバランスがとても良い。

オレンジワインを飲み慣れていない方にも、
オレンジワインが好きという方にも、安心してオススメしたい、キレイなオレンジワインです。

オーストリアの自然派ワインを、広く世界に紹介したい

「ワビ・サビ」は、フランツ・ホフシュテターが運営するオーストリアのワイン商「TOA(Tastes of Austria)」
が主催する、特別プロジェクト作品です。

「ワビ・サビ」は、「TOA(Tastes of Austria)」のパートナーワイナリー各社の協力のもと、
2015年にスタートしたプロジェクトで、ビオロジック栽培のぶどうから造られたオーストリアの自然派ワインを、
広く世界に紹介することを目的としています。
統一されたコンセプトのもと、ワイナリー名や産地などは非公開となっています。

この「wabi-sabi」シリーズは、まさに日本の「侘び寂び」の精神がコンセプト。
 「ワビ・サビは、美が不完全なものによって定義される世界を表しています。
不完全であるがゆえに、美しい。

現代のワイン造りにおいて、ワインはしばしば、工学的に完全に設計された製品となっています。
醸造家は、ワインの成分や製造工程を完全に管理し、完全なワインを造ることが求められます。
しかし私たちは、完全なワインが飲み手を魅了するとは限らないと思います。
「ワビ・サビ」プロジェクトでは、生きている、あるがままの姿こそがワインの「品質」であると考えます。
個性は、完全なものよりもはるかに美しいと私は思います」。

 「パートナーの造り手たちの目標は、個性と深みのあるワインを造ることです。
彼らは自然と対立せず、共生しています。無農薬で栽培されたぶどう畑は、植物、動物、
そして人間に理想的な調和をもたらし、そのワインは人生に喜びを与えてくれます。
「ワビ・サビ」のワインと対話する時、あなたは、そのワインにかけられた魔法
-造り手の魂- を感じることができるでしょう」(以上フランツ・ホフシュテター)。

 今日「ワビ・サビ」は、EU各国、アメリカ、カナダ、シンガポールで展開されており、
特にニューヨークをはじめとしてアメリカでは、自然派オーストリアワインの大ベストセラーとなっています。

グリューナー・ヴェルトリーナーは18ヶ月間、リースリングは7ヶ月間熟成させた後にブレンドしています。
ビン詰め時にのみ極少量のSO2を使用!超こだわりのオレンジワインです。

ワインの輸入会社のグルメ担当バイヤーとしてヨーロッパ中心に買い付けに行く中で「ワインと料理のマリアージュ(最高の組み合わせ)」に感動し、料理の道へ。高知県の有機の里で土作りや野菜作りを学んだ後、ミシュランを獲得している大阪の割烹にて修行し、その後独立して岩手で地域振興カフェを立ち上げる。企業や地方自治体との共同開発で地元食材を使った商品開発を行う傍ら、現在は、出張料理人として活動しながらレモンタージュのフードプロデューサーを担当している。

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