【ルーマニアの聖なる香り】という名のワインに一目惚れならぬ 一嗅ぎ惚れ!

ルーマニアワイン

こんにちは!フードプロデューサーのふじこです。

突然ですが、私は匂いフェチです(笑)

新しいものを見ると、とりあえず匂いを嗅いでしまいます。

お陰さまで嗅覚が相当鍛えられて、レモンタージュ スタッフの体調を、
体臭を嗅ぎ分けて言い当てられるようになりました。
(スタッフにドン引きされました)

そんな私が先日ワインの輸入元モトックスさんの春の大試飲会で出会って
一目惚れならぬ、ひと嗅ぎ惚れをしたワインをご紹介します!

試飲会終了後は個人買いしてしまったほどの、大のお気に入り!
「聖なる香り」の名に相応しい、本当にとてもとても良い香りなのです!!

ルーマニアワイン

日本ではまだそこまで浸透していないルーマニアワインですが、
実はルーマニアは、とても良質なワインを生産するワイン生産国のひとつです。
中でも、今回ご紹介するブドゥレアスカ社のブドウ畑は、ボルドーやブルゴーニュと同じ緯度線にあります。


畑は南東向きで、大陸性気候。
まさにワイン用ブドウ畑に理想的な位置。

ブドウの木の成長が始まる4月から、平均2000時間の日照時間、黒土層と石灰岩の多い土壌のため、
ルーマニア国内でもなかなか再現できない栽培条件になっています。

タマイオアサ・ロマネアスカ Tamaioasa Romaneasca という品種

日本語で【ルーマニアの聖なる香り】と呼ばれるぶどう品種。

品種としての栽培の歴史はなんと2000年以上と言われています!

非常に香り高くアロマティックな品種。
ジャスミンやエルダーフラワーの香りに、蜂蜜の甘い香りも加わり、まさに天上の調べのような香りです。
香りだけではなく、味わいも逸品。
爽やかな酸と、フレッシュなライムを感じる果実味のバランスが良く、透明感のある味わいが特徴です。

3000年の歴史を持つワイン畑から生まれました

銘柄名
プレミアム タマイオアサ・ロマネアスカ
Premium Tamaioasa Romaneasca

容量
750ml
品種
タマイオアサ・ロマネアスカ100%
産地
ルーマニア・ムンテニア地方
味わい
白:爽やかでフルーティな辛口
料理とのペアリング
心地よい酸味があるので、せっかくなら酔ってしまって香りが分からなくなる前の食前酒としてもお楽しみいただきたいワインです。アペリティフとして前菜と合わせても、口の中が華やかになりますし、酸味とふくよかな味わいは塩で味付けした焼き鳥や生のトマトソースを使用した豚肉料理などとも合わせてお楽しみいただけます。

ワイン解説
このワインの特徴を最大限に楽しんでいただくために気をつけていただきたいことが2つ!
1.低い温度で飲まないこと
2.抜栓してからしばらくの間、空気に触れさせて、香りの変化をお楽しみください。

低い温度で飲まない

1は、実際に寒い冬の日、部屋の常温に置いていたこのワインを抜栓したのですが、試飲会で感じたような強い香りが感じられず「あれ?微かに香るけど、もっとすごかったのに・・」となったので、白ワインを飲むのに推奨されている温度帯の10度より少し高めの12度くらいにしてみてください。
と言っても、実際に温度計で測ったりはしないと思うのでグラスに入れて香りが弱いと感じたら、両手でグラスを持って温めてみてください。

香りの変化を楽しむ

2も実際に飲もうとした時に「尖ったアルコールの香りの中に微かに感じるバラの香り」しかしなかったので、しばらく空気に触れさせてみたところ、嬉しい変化が!  蜂蜜のような甘い強烈な香り → 甘い香りが控えつつ、ジャスミンやライチ、バラ、南国のフルーツの香りが開きました!
ぜひ、時間と空気が生み出す変化をお楽しみください!
(但し、抜栓して数時間すると香りが水っぽくなってしまうので、ご注意ください!)

柔らかいのにしっかりとした酸味、甘い香りがしているのに、キリッと辛口。口の中に広がるアロマの変化が心地よいワインです。

このワインを造っているブドゥレアスカ社そのものの歴史はまだ浅いですが、
同地でのブドウ栽培は3000年前のダキア時代までに遡ります。
古代ギリシャのホメーロスの作品の中にダキアワインの話が良く出ており、
ホメーロスによると「ギリシャの戦士たちはワインを求め、ダキアを侵略した」と記されています。

ダキアのデチェバル王は優れたブドウ畑を資産として狙う他国からの襲来を防ぐために、
葡萄畑の一部を伐採したというエピソードも有名です。
 
ブドゥレアスカ社はこの産地の歴史と伝統を引き継ぎ、デチェバル王を
ワイナリーのシンボルにし、ルーマニアワインの真を世界に伝えようとしています。

ルーマニア料理とのペアリング(レシピ付き)


ルーマニア料理と言われてもピンと来ない方に、とても簡単に作れるルーマニア料理をご紹介します!

料理名は サラタ・デ・ヴィネテ(Zacusca de vinete)

ルーマニアで一番愛されているアペリティフのお供とも言われる、ナスのサラダ。
ナスをペースト状にしたルーマニアの伝統的な料理で、焼いたナスの風味が食欲をそそる一品です!
イスラム圏でよく食べられている料理で、味付けは国や地方によって異なるそうですが、
今回はルーマニアでポピュラーな塩胡椒とマヨネーズで味付けをしました。
焼いたお茄子×油分×酸味が美味しくない訳がない!!

ルーマニアの伝統料理 サラタ・デ・ヴィネテ(Zacusca de vinete)

材料(2人分) 
ナス2本
マヨネーズ
塩胡椒

作り方
①ナスをフライパンで焼く
(直火で焼ける方は、直火の方がより風味が増します)
②熱いうちに焼けたナスの皮を剥いて細かく刻んでペースト状にする
③マヨネーズと塩胡椒を加え、好みの味に整える

お好みでバゲットに塗るか、クラッカーにのせてカナッペにしてお召し上がりください。
※ナスから水分が出て味が薄くなるので、食べる直前に和えた方が美味しいです。
事前に作っておく場合は、少ししっかりめに塩味をつけた方が良いかもしれません。

ペアリングの感想

まずはシンプルに、マヨネーズとお塩で味付けしたものを、ワインと共に。
焼きなすの風味と、マヨネーズのまろやかでクリーミーな味わいが、タマイオアサ・ロマネアスカの酸味と合わさって食欲がグッと沸き立ちます!
一般のご家庭になかなか無いと思いますが、ディルを散らすとよりヨーロッパの味わいに!

とても簡単に作れるので、女子会やホームパーティの前菜としてオススメです!
(ふじこは焼きなすを作る時、魚焼きのグリルに入れて、途中で2回ひっくり返しましたがそれ以外は放置しました。ナスは皮が真っ黒に焦げても、中身はトロトロでその分風味が増すのでお好みの焼き加減を調整してみてください)

パーティの時は、上にレッドペッパーを散らしたり、もう少し変化をつけるなら柚子胡椒や辛味大根(ホースラディッシュ)を加えるのも良いと思います。
本場の味にこだわり過ぎないなら、薄口醤油を一滴加えると、塩味と旨味が美味しいです!

 

ワインの輸入会社のグルメ担当バイヤーとしてヨーロッパ中心に買い付けに行く中で「ワインと料理のマリアージュ(最高の組み合わせ)」に感動し、料理の道へ。高知県の有機の里で土作りや野菜作りを学んだ後、ミシュランを獲得している大阪の割烹にて修行し、その後独立して岩手で地域振興カフェを立ち上げる。企業や地方自治体との共同開発で地元食材を使った商品開発を行う傍ら、現在は、出張料理人として活動しながらレモンタージュのフードプロデューサーを担当している。

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