ワインプロデューサーのおーみんです!
最近、サバ缶が流行ってますよね!
サバ缶にワインを合わせてみたい・・・
無性にそう思って、実験を繰り返してみました(笑)
サバ缶の中でも、今日はサバの味噌煮とワインのペアリングです!
サバの味噌煮と白ワインが合わない・・・
「サバの味噌煮は、魚料理だから白ワインが合いそう!」
そう思う方が多いのでは??
手っ取り早くサバ缶(味噌煮)を買ってきてワインとの相性を試してみました!
シードルから白ワイン、ロゼワインやオレンジワイン、そして赤ワインのライトボディやフルボディなど、様々なワインとサバの味噌煮を合わせてみたところ、一つ分かったことが!
白ワインが合わない・・・
サバの味噌煮は、魚料理ではあるけれど、味付けがしっかりしています。
味噌の濃厚な風味と甘みをしっかりと纏ったお料理なので、結構主張が強いのです。
主張の強いお料理に繊細な白ワインを合わせると・・・
白ワインが「水」のようになってしまいます(笑)
というわけで、サバの味噌煮には白ワインは合いません。
どうしても白ワインを合わせたいなら、暖かい地域(チリや南アフリカ)の樽を使用したシッカリ系の白ワインにしましょう。
サバの味噌煮には、赤ワインの渋みが合う!
サバの味噌煮とワインのペアリングを試して結構驚きだったのが、赤ワインが合うということ!
渋みの成分が、サバの味噌煮の後味(強いて言うなら魚臭さ)をコーティングして、余韻をとても綺麗にします。
特に渋みの少ないライトボディの赤ワインを合わせると、魚臭さが消えてとても心地良く感じるのです。
赤ワインの中でも、特によく合うのが日本固有のぶどう品種マスカットベーリーAでした!
今回合わせたのは、マスカットベーリーAを造らせたら右に出る者は無いほど得意な山形県の朝日町ワインさんの「朝日町ワイン 柏原ヴィンヤード遅摘み赤」です。
何が合うって、一番は香り!
いろんな赤ワインと合わせてみましたが、サバの味噌煮の甘い香りとマスカットベーリーA種の甘い香りがとっても似ていてフィットします!
サバの味噌煮を食べてから、ワインを合わせてみてください!味噌に加えて砂糖が入っているので、マスカットベリーAのほのかな甘みと共鳴します!不思議なくらい全く生臭く感じません!
渋みがサバの味噌煮を生臭く感じないようにコーティングしていて、余韻をとても気持ち良くしてくれます素敵なマリアージュでした。
朝日町ワイン 柏原ヴィンヤード遅摘み赤
軽いのですが、薄くはない。
赤紫色の外観で、ブルーベリーやスミレのような華やかで甘みを感じるアロマを感じます。それほど強くない酸味とほのかな甘み。まろやかな渋みと決して薄くないしっかりとした凝縮感。ほのかに塩味のようなミネラル感も感じる、朝日町ワインさんお得意の「凝縮感」を備えた素晴らしい赤ワインです!
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あまりにこのペアリングに感動したので、月1回出演しているラジオ関西「ばんばひろふみ!ラジオDEしょー!」でリスナーさんにご紹介しました!
オレンジワインとの相性も素晴らしい!
ちなみに、オレンジワイン(※)とのペアリングもおすすめ!
※ オレンジワインとは?
赤ワイン同様、オレンジワインにも渋みがあるので、サバの味噌煮に負けず、余韻を心地良くしてくれます!
実験で合わせた「ローガン クレメンタイン ピノグリ」は、サバの味噌煮と合わせると甘く感じ、ワインの味わいが魅力的になりました!
ローガン クレメンタイン ピノグリ
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このように、サバ缶をおつまみに、日本の赤ワインやオレンジワインを愉しむ・・・
これは、レモンタージュからの新しいご提案です!
葡萄が苦手にもかかわらずワイン輸入業者に入社。そこでワインの魅力に目覚めてヨーロッパ各地のワイナリーを訪問して経験を積み、2011年に独立。ワインと料理のペアリングに特化したメディア通販「レモンタージュ 」の運営、飲食店プロデュースなどを通じて「日本にただ一人のワインプロデューサー」として活動中。また、茶道、書道、音楽、アートなど、様々な業界とワインのコラボイベントを実現し「ワイン界の異端児」と呼ばれている。
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