こんにちは。
フードプロデューサーで、ペアリング研究家のふじこです。
最近気になる記事を見かけました。
自粛で家に篭っている女子たちは、クッキーかバナナケーキを焼いてインスタにアップしてるそうです(笑)
とんだ偏見だな、と思いつつ主婦の友達にそのことを電話で話すと
「だからか!!おかげで無塩バターがどこ行っても品切れしてて困る!!!」
と言ってました。本当だったのか・・・(驚愕)
家でお菓子を作るなら、お供にはあのワインじゃない・・?
と思っていたら、なんと今週になってこのワインを紹介した記事から何本かご購入いただいたので、
満を辞して記事を焼き直ししたいと思います。
昨年までふじこが住んでいた、とても素敵な山奥の自然の写真と共にお楽しみください。
甘いもの×甘いもの でもスッキリ!
以前チョコレートとのペアリングでもご紹介しましたが、
甘いものには甘い要素があるものが合わせやすい。
でも、甘ったるいのは嫌。
その心配がないのが
「適度でバランスが良い酸味」
「心地よいしゅわしゅわの泡」
を備えもつ、このワインなんです。
銘柄名
カビッキオーリ ランブルスコ ロッソ ドルチェ
【Cavicchioli】 Lambrusco Rosso Dolce
容量
750ml
品種
サラミーノ・ソルバーラ・グラスパロッサ・フォルターナー・マルボジェンテーレ等
産地
イタリア エミーリアロマーニャ州
味わい
フルーティーで飲みやすいやや甘口
テイスティングコメント
事前にマフィンを焼いていたので、マフィンを少し冷まして落ち着かせている間に
ワインを開けて、グラスに注ぐと・・・・良い香り!(香りフェチです)
イチゴやブラックベリーや、ベリー感満載の甘い香り。
飲んだ第一印象は「あれ・・・これはブドウジュースですか?」
と思ってしまうほど軽やかです。
赤ワインによくある、渋みがほぼありません。
ギュッと濃縮されたぶどう果汁の味わい。あー美味しい!
きちんとしたレストランで提供されている、高級ブドウジュースの味がします。
アルコールが無いのではないかと安心してどんどん飲んでしまう、危険なワインです。
果汁味がたっぷりで贅沢。
イチゴをはじめとする、ベリー系の香りにもテンションが上がります!
砂糖のくどさとは違う、すっきりとした甘さを、シュワシュワとした心地よい泡が引き立ててくれます。
この時はりんごとサツマイモのマフィンと合わせましたが、クッキーなどの焼き菓子はもちろん
ほんのりした甘さが生ハムの塩味に合うことで有名なので、こちらもぜひお試しいただきたい!
美しいルビー色、イチゴを連想させるソフトで甘い香りと味わい。よく冷やして飲むのがポイントです!
安定のマリアージュ
キャラメリゼしたリンゴのマフィンと合わせると、
カラメルの香ばしさと、リンゴの柔らかい酸味と
ワインの甘みがバランス良く口の中でほぐれて、美味しい!
ワイン自体が甘いものの、サラッとしていてくどくない甘さだからでしょうか。
デザートと合わせやすい。
軽いからスイスイ飲んでしまいますが、飲んでいて思わず「ふ ふ ふ」と笑みがこぼれる。
飲むと楽しくなってしまうワインです♫
女性でも、男性でも「重たいワインは苦手」とか「甘口が好き」という方にオススメ!
特にワインに慣れていない若い方への入門編としても活躍してくれそうです。
ランブルスコってすごいんですよ!
美食の街で生まれたワイン
そもそもランブルスコって?
「ランブルスコ(Lambrusco)」とは、微発泡の赤ワインのことです。
と言っても発泡している赤ワインがランブルスコを名乗れるわけではありません。
●ランブルスコは「ランブルスコ種」というブドウ品種を使って造られていること。
●イタリアの限られた地域で造られていること。
が条件となっています。
「ランブルスコ」ってあの安いワインでしょ?
と思った方、安いのではなくコストパフォーマンスが良いのです。
ランブルスコのぶどう品種であるランブルスコ種は大量に実がなる多収穫で多品種のぶどうなので、
たくさん作ることが出来るのです。
「安いのはちょっと・・」と飲まないのはもったいないクオリティのワインです!
また、ランブルスコが造られている代表的な地域
エミリア・ロマーニャ州のレッジオ・エミーリアとモデナ、
ロンバルディア州のマントヴァという地域はイタリアの美食の地。
生ハムのパルマハムやバルサミコ酢発祥の地ということもあり、ランブルスコは色々な料理に合わせやすいのも特徴です!
イタリア国内で一番売れてるランブルスコがコレです!
特にこのカビッキオーリ社は、1928年創立のエミリア・ロマーニャ州モデナにある伝統あるワイナリー。
自家畑(55ha)からの葡萄のみを使用するというこだわりのワイン造りを行なっています。
6種類に分けられるランブルスコの葡萄の中で最良とされるソルバーラ種中心に栽培しており、
イタリア国内ではランブルスコの生産者として1番売れています。
また、ヒュー・ジョンソン氏もポケットワインブックで優良生産者として紹介、
ガンベロ・ロッソ誌では「ランブルスコ生産者の一つの指針となるワイナリー」
と高く評価されています。
美しい景色を見て、癒されてください
焼き直しして載せるところがなくなったので、
最後にふじこが住んでいた家の周辺の写真を載せておきます。
この記事を書いたのは、早春の3月でした。
名残の雪の中でワインをキンキンに冷やした良い思い出です。
雪の写真と共にご紹介していますが、この軽やかなワインはお花見やピクニック、パーティにピッタリ!
このクオリティでこの価格は、絶対にオススメです!
気になった方は、ぜひお家に迎えてあげてください◎
この記事へのコメントはありません。