魚に合うポルトガルの土着品種連合!

ドウロ

ワインプロデューサーのおーみんです!

本日は、10月18日に開催したワインイベント「ワインの楽宴2020 - プラネットナイン -」で出品したワインの中から、ポルトガルの土着品種のお話!

HOSHINO&おーみんコンビで注目の土着品種を厳選!

星野さん

今年のワインの楽宴では毎年恒例なのですが、今年も輸入会社である株式会社稲葉の盟友HOSHINOさんにコーナーを担当していただきました!HOSHINOさんはイケメン&爽やかなので、コーナーは女性に大人気(笑)

HOSHINOさんとおーみんのコンビで、注目の土着品種を5種類厳選しました!!

そのうちのひとつが、ポルトガルの土着品種連合の白ワイン!

和食にも合わせやすいポルトガルの土着品種は面白い!!

ポルトガルはワインが美味しい国として有名で、その歴史がとても古く、紀元前2000年まで遡ります。ポルトガルではその小さな国土のほとんど全域において、ワインが造られています。

西は大西洋、南は地中海の影響を受け、内陸は大陸性気候であるなど、気候や土壌は多様性が豊かです。

また、ポルトガルワインで特筆すべきは土着品種の多さ。

ポルトガル固有の品種は、なんと250種類以上も存在すると言われており、品種の多さは世界でもTOPクラス!!ポルトガル土着の品種がとにかく多いのです。

また、元来食べることが大好きな国なので、フードフレンドリーなワインが多いのも魅力の一つ。肩肘張らずに、毎日のお食事に合わせられるような、バランスが良く、フレンドリーなワインがたくさんあります。

そして、ポルトガルではシーフードやお米もたくさん食べるので、ポルトガルワインは和食に合わせやすく、日本人の口にも良く合うと言われています。

3つのユニークな土着品種をブレンドした白ワイン!

今年のワインの楽宴のテーマは、まだ見つかっていない未知の第9惑星を意味する「プラネットナイン」。

皆さんにとって、未知なる品種のワインに出会っていただくという想いを込めて。
そして、今日のワインはコレ!

ドウロ

貴重なヴィオシニョ種(ブレンド比率55%)

ヴィオシニョは、ドウロ地方の伝統的な混植畑に昔から植えられていることがほとんどです。収量が低いため人気のない品種でした。しかし、最近になって、ポートワインとドウロワインのいずれにも使える貴重な葡萄であると、その良さが気付かれるようになりました。ワインは、フルボディでありながら、フレッシュで香りがよく、バランス良く仕上がります。特に、暑い気候でのパフォーマンスが高く、ウドンコ病やボトリティスの被害を受けにくい品種です。小粒で房も小さく、早熟な品種です。

個性的なラビガト種(ブレンド比率35%)

ドウロ川上流地域で栽培され、ドウロ地方の屈指の重要な白ブドウです。特にブレンドに使うことで、ワインに明るく、爽やかな酸を与えてくれます。また、稀に、単一品種で使われる場合は、アカシアの花やオレンジの花を思わすアロマ、ヴェジタルなニュアンスや、強いミネラルのキャラクターが感じられ、酸のしっかりしたフルボディに仕上がります。房は中程度の大きさ、小粒なグリーンイエローカラーです。

フレッシュ感のあるコデガ ド ラリーニョ種(ブレンド比率10%)

内陸部のスペインとの国境近くの細長く南北に広がるアレンテージョで主に栽培されている品種。ベイラではシリアと呼ばれ、アレンテージョ南部が最大の産地でルーペイロと呼ばれています。フレッシュなうちに飲むのに適したワインで、桃、メロン、柑橘類のアロマや花の香りがほのかに感じます。アレンテージョのような内陸の高温地域よりも、ベイラ・インテリオールの涼しい高地が向いており、ベイラ・インテリオール内陸部の北に位置するピニェルで成功を収めています。

様々な家庭料理とペアリングできる便利屋!

お米や魚介類が大好きなポルトガル人。

彼らは、何と魚に赤ワインを合わせることさえあります。和食とワインのペアリングのヒントが隠されているかもしれませんね!

この「カステロ ダルバ ドウロ ブランコ」は、魚介類をはじめ様々な家庭料理に合わせやすい辛口白ワインです!まさに便利屋!!

おーみんのテイスティングコメント

ワインプロデューサーおーみん

緑がかった淡いイエローの色調。

甘い花系統のすごく華やかなアロマが特徴的!

口に含むと、ミネラル感がしっかりと感じられ、クリアな酸味を持つ辛口で、フルーティーで気軽に飲める辛口白ワインです。

最後に苦味がほんのり感じられ、焼き魚などにもよく合う白ワインです。かなりコスパなのでおうちにあると様々な家庭料理に合わせられますよ!

◾️銘柄名
カステロ ダルバ ドウロ ブランコ
◾️容量
750ml
◾️ぶどう品種
ヴィオシニョ55%、ラビガト35%、コデガ ド ラリーニョ10%
◾️産地
ポルトガル・ドウロ
◾️味わい
白・フルーティーでスッキリ爽やかな辛口
◾️料理とのペアリング
食前酒として。魚介類、ピザ、パスタ、軽いタイプのチーズ、アジア料理
◾️ワイン解説
ラビガトのような酸の高い品種や、その他の古樹の葡萄のブレンドから造っています。高樹齢の葡萄は収穫量が少ないのですが、より果実のフレイバーと酸のバランスが優れたワインになります。葡萄本来の持つアロマを逃さないように、除梗しないダイレクトプレスで、約16度にコントロールしながら発酵させます。その後、ステンレスタンクで4ヶ月、澱と共に寝かせています。

非常にフレッシュでミネラル豊富なアロマ、標高の高いドウロに典型的な、花や柑橘系の果物を思わせる香りがあります。フレッシュでフルーティな味わいです。

→ 商品の詳細ページはこちら

葡萄が苦手にもかかわらずワイン輸入業者に入社。そこでワインの魅力に目覚めてヨーロッパ各地のワイナリーを訪問して経験を積み、2011年に独立。ワインと料理のペアリングに特化したメディア通販「レモンタージュ 」の運営、飲食店プロデュースなどを通じて「日本にただ一人のワインプロデューサー」として活動中。また、茶道、書道、音楽、アートなど、様々な業界とワインのコラボイベントを実現し「ワイン界の異端児」と呼ばれている。

ワインプロデューサー大西 タカユキ公式ウェブサイト

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