ワインプロデューサーのおーみんです!
本日は、10月18日に開催したワインイベント「ワインの楽宴2020 - プラネットナイン -」で出品したワインの中から、注目の土着品種メンシアのワインをご紹介します!
HOSHINO&おーみんコンビで注目の土着品種を厳選!
今年のワインの楽宴では毎年恒例なのですが、今年も輸入会社である株式会社稲葉の盟友HOSHINOさんにコーナーを担当していただきました!HOSHINOさんはイケメン&爽やかなので、コーナーは女性に大人気(笑)
HOSHINOさんとおーみんのコンビで、注目の土着品種を5種類厳選しました!!
そのうちのひとつが、スペインの土着品種メンシアの赤ワイン!
世界的にもユニークな土着品種メンシアとは?
ビエルソ、そして近郊のガリシア周辺でのみ栽培される土着品種。房や粒は中くらいの大きさ、様々な土壌に適応できる品種。
果皮が薄いため、タンニンは控えめ。
分かりやすく言うと、ピノ ノワールとカベルネフランの間くらいで、たいへんデリケートな品種。
イチゴやラズベリー、レッドカラントのアロマ。若いうちはフルーティだが熟成すると複雑さやミネラリティを感じるようになる。
60~100年樹齢の葡萄を樽熟成させた、ゴデリアを代表するメンシア種の赤ワイン
今年のワインの楽宴のテーマは、まだ見つかっていない未知の第9惑星を意味する「プラネットナイン」。
皆さんにとって、未知なる品種のワインに出会っていただくという想いを込めて。
そして、選んだのがコレ!
2009年設立ですが、既にワインスペクテーターなどで高評価を獲得!
ゴデリアは、2009年に現オーナーのガルシア ロドリゲスによって設立されました。
DOビエルソの土着品種であり、世界でもユニークな品種のひとつメンシアとゴデーリョに注力したワインを造り出しています。
DOビエルソを選んだ理由は、まだまだ知られていない地域ですが、メンシアやコデーリョといった土着品種があり、なおかつ樹齢の古い葡萄が多く、将来性があると考えたからです。 設立から僅か10年ですが、スペインワインの評価本「ペニンガイド」で毎年高評価を獲得。また、2014年には「ワインスペクテーターTOP100」に選出、2017年にはワインスペクテーター誌で90点以上を獲得した世界のワイナリーが参加するアメリカで行われるイベント、「ワインスペクテーターのグランド ツアー」にD.O. ビエルソから初めて参加しました。
これは世界的に見てもトップの生産者であることを示した出来事のひとつで、既にDOビエルソでは欠かせない生産者の地位を築いています。
スペインのブルゴーニュ「ビエルソ」
ビエルソの葡萄栽培面積は、全体で3,500ha、全体の生産量は約800万本。
ビエルソでは、畑は小さな区画が点在しており、一つの生産者が小さな区画を何十ヶ所も所有しているため、「スペインのブルゴーニュ」と例えられます。
よく見るとラベルは、帆立貝!?
ビエルソは、エルサレム、バチカンに並んでキリスト教三大巡礼地のひとつであるサンティアゴ デ コンポステーラへの巡礼路の途中にあります。いくつかあるルートの中の「フランスの道」と呼ばれる道沿いに位置しています。この巡礼の道しるべには、巡礼地のシンボルである帆立貝が描かれています。
この巡礼路はビエルソ、そしてスペイン北西部のワイン産地にとって重要な意味を持っています。もともと古代ローマ人たちによってこの地で葡萄の栽培が行われていました。 しかし、ワイン造りにおいて本格的な発展をもたらしたのは、巡礼地を目指したカトリックの修道士たちでした。
修道士たちはサンティアゴ デ コンポステーラに向かう途中、葡萄畑を見つけると、そこに教会や聖堂を建設しました。修道士たちはよい葡萄ができる優れた区画を見つけ、良質なワインを造るようになったのです。
このことはワイナリーのワイン造りとっても歴史上の大きな遺産です。そのため、修道士たちがもたらした歴史的遺産への敬意をこめて、巡礼路“エル カミーノ“のシンボルであるホタテ貝を、ワイナリーのロゴマークとしてラベルにも採用しています。
おーみんのテイスティングコメント
美しく輝く赤紫色。
新樽のバニラ、トーストなどの香りに、赤い果実、スパイス、など複雑なアロマ。
味わいはこなれてはいるが、まだまだ若々しい。タンニンは丸くて、エレガントで高級感のあるスタイル。樽の風味が甘く感じられてうっとりとさせられる。メンシアのポテンシャルに驚かされる逸品!!
◾️銘柄名 ゴデリア ティント
◾️容量 750ml
◾️ぶどう品種 メンシア
◾️産地 スペイン・ビエルソ
◾️味わい 赤・バランスが良く上品なフルボディ
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