フランス語で、
ヴァンは、「ワイン」。
ナチュールは、「自然」。
ヴァンナチュールとは、直訳すれば「自然派ワイン」という意味です。
ただ、困ったことにヴァンナチュールには定義がありません。
何をもってヴァンナチュールと呼べるのか決まっていないのです。
オーガニック(有機栽培)はぶどうを収穫するまでの話で、ヴァンナチュールは醸造の話だと考えると分かりやすいですね。一般的にヴァンナチュールは、培養酵母ではなく天然酵母を使用し、酸化防止剤を使用しないで造ったナチュラルなワインのことを言います。
ヴァンナチュールはワイン醸造の話なので、有機栽培ではないぶどうを原料にしたヴァンナチュールもあり得るわけです。
ただ、レモンタージュでは、有機栽培のぶどうを使用して酸化防止剤無添加で造られたワインのことを「ヴァンナチュール」と呼ぶことにします。それこそが、本当にナチュラルな自然派ワインだと思いませんか?
葡萄が苦手にもかかわらずワイン輸入業者に入社。そこでワインの魅力に目覚めてヨーロッパ各地のワイナリーを訪問して経験を積み、2011年に独立。ワインと料理のペアリングに特化したメディア通販「レモンタージュ 」の運営、飲食店プロデュースなどを通じて「日本にただ一人のワインプロデューサー」として活動中。また、茶道、書道、音楽、アートなど、様々な業界とワインのコラボイベントを実現し「ワイン界の異端児」と呼ばれている。
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