ワインプロデューサーのおーみんです。
1月29日に発酵をテーマにした創作和食とワインを合わせるペアリング会を開催しました!
その際に人気のあったペアリングのご紹介第2弾です。
黒豆には、実は赤ワイン。
昨年、おせち料理とワインを合わせる実験をしました。
その時に最も驚いたのは、黒豆と赤ワインの相性の良さでした。
黒豆の皮の渋みが赤ワインの渋みと同調し、赤ワインの味わいの中にキレイに溶け込んでいくのです。
今回は、黒豆を赤ワインで似たものが程よく甘く、程よく酸味のある豆乳ヨーグルトの中に入った優しいデザートだったので、白ワインというよりも赤ワインの渋みが欲しいなぁと思いました。
ただ、黒豆が前に出過ぎないデザートだったので、ほのかに感じる渋みがワインにあれば良い。
・・・というわけでセレクトしたのはロゼワインでした!
デザートとワインの香りが融合!!
実際に、「黒豆の赤ワイン煮入り自家製豆乳ヨーグルト」に合わせたワインが、コチラ!
メディチ エルメーテ クエルチオーリ レッジアーノ ランブルスコ ドルチェ ロザート
何やら、重厚なボトル。
気品を感じます。。。
ん???
メディチ??
そう、あのイタリアの名門メディチ家が所有するワイナリーなのです。
ランブルスコは、生ハムの産地の地ワインで、赤の微発泡が有名なのですが、これは珍しいロゼの微発泡。
まず、この華やかなオレンジピンクの色合いが美しい!
そして、素晴らしいラズベリーやザクロなど赤いフルーツ系の香りが漂い、味わいは甘酸っぱくてカクテルのよう。
梅酒のようなニュアンスもあってアルコール度数も8度なので、通常よりも低め!
「黒豆の赤ワイン煮入り自家製豆乳ヨーグルト」の上に乗っているゼリー、実はザクロジュースから作られています。
デザートからザクロの香りが漂い、ワインからも同じようにザクロの香りが!
この2つを合わせると香りが一体化していきます。
香りを合わせるペアリング、快感!
他にどのようなお料理に合う?
おうちで「黒豆の赤ワイン煮入り自家製豆乳ヨーグルト」は難しい・・・
という方には、次のようなものにもよく合いますよ!
生ハム
元々生ハムの産地のワインなので当然合います!生ハムの塩味とワインの甘みが補完関係になってかなり心地良い!
ドライフルーツを入れたヨーグルト
ヨーグルトに干し葡萄などのドライフルーツを入れてワインと合わせてみると、味わいが似たもの同士になって融合しますよ!
苺のショートケーキ
このワインは、とにかくイチゴとの相性が良い!ショートケーキと合わせるとワインがそれほど甘く感じなくなり、イチゴの香りも引き立ちますよ!
葡萄が苦手にもかかわらずワイン輸入業者に入社。そこでワインの魅力に目覚めてヨーロッパ各地のワイナリーを訪問して経験を積み、2011年に独立。ワインと料理のペアリングに特化したメディア通販「レモンタージュ 」の運営、飲食店プロデュースなどを通じて「日本にただ一人のワインプロデューサー」として活動中。また、茶道、書道、音楽、アートなど、様々な業界とワインのコラボイベントを実現し「ワイン界の異端児」と呼ばれている。
この記事へのコメントはありません。