ワインプロデューサーのおーみんです!
2020年の9月に、日本でも特に成長著しい長野県の銘醸地でいくつかのワイナリーを巡ってきました!
その中でも、特に感動したワインをご紹介するシリーズ最終回です!
塩尻駅から歩ける距離にある新しいワイナリー。
塩尻駅から散歩がてら15分ほど歩いたところに新しいワイナリーが誕生しました。その名は、「ドメーヌ・スリエ」!
ワイナリー名である「Sourire(スリエ)」は、笑顔という意味です。
遊休農地の再生を目的に2013年からぶどう栽培を開始し、2019年にワイナリーを設立しました。地元のお米から作った米粉を使ったベーカリーが併設されているユニークなワイナリーです。
本場フランスのボルドーやボジョレーで修行した主任の渡邊さん。
ワイナリーをご案内いただいたのは、主任の渡邊さん。
顔出しNGなので、こんな写真に。。。(笑)
フランスのローヌ地方のシラー種の赤ワインがお好きな渡邊さん。実は、ヌーヴォーで有名なフランスのボジョレーに1年間住んでワイナリーで修行したり、銘醸地ボルドー地方で最も高級なワインを生み出すポイヤック村で修行した経験を持つ実力派。
地元に誕生した「ドメーヌ・スリエ」でその腕を発揮する機会に恵まれました。
コンパクトで効率の良い醸造所。
醸造所の中をご案内いただきました。
幸西ワイナリーやナゴミヴィンヤーズなどと同様、小規模ワイナリーの典型のような効率の良い配置。
醸造ルームに低温倉庫が隣接しているスタイルです。
低温倉庫には、樽や瓶熟成中のワインがぎっしりと貯蔵されていました。
ステンレスタンクは、発酵温度をコントロールできるタイプ。
ステンレスタンクの粒々模様がある部分にピンク色のホースを通って流されてくる不凍液が通り、発酵温度を下げて温度コントロールをします!
日本ワインには珍しいコスパな価格設定!
早速テイスティングをさせていただきました!
ドメーヌスリエさんは、日本ワインには珍しいコスパな価格設定も魅力!
毎日飲めるコスパなデイリーワイン!「ルヴィーブル2019 白・辛口」
ルヴィーブル2019白・辛口は、ナイアガラ種で造られています!
おーみんのテイスティングコメント
ごく淡いイエローの色調です。
マスカットの華やかな香りの中に、レモンなどの柑橘系の香りを見つけることができます。
味わいはライトで人懐っこく、非常に飲みやすい白ワインで、辛口に仕上げられています。最後にほんのりと苦味のアクセントが感じられ、味わいに奥行きが出ています。
ナイアガラは甘口のイメージですが、華やかな香りはそのままに味わいは辛口でスッキリ!!和食の家庭料理に幅広く合わせられるので、これはアリです!
何よりも驚くのは、コスパな価格設定!
まさに、デイリーに飲める日本ワイン!
◾️銘柄名
ドメーヌ・スリエ ルヴィーブル2019 白・辛口
◾️容量
750ml
◾️ぶどう品種
ナイアガラ100%
◾️産地
日本・長野県塩尻市(桔梗ヶ原ワインバレー)
◾️味わい
白・フルーティーでスッキリ爽やかな辛口
◾️料理とのペアリング
湯豆腐、サバの塩焼き、茄子の田楽
→ 商品の詳細ページはこちら
ボルドースタイルのフラッグシップ!「ルヴィーブル2016 メルロー樽熟成」
ドメーヌ・スリエのフラッグシップとなる銘柄が、「メルロー 樽熟成」です!
おーみんのテイスティングコメント
赤紫色のまだまだ若々しい色合い。
樽由来のバニラ 、コーヒーなどの香りとメルロー由来のブラックペッパーやカシスなどの香りがうまく溶け合っています。
タンニンは丸くて非常にエレガント。若木にしてはボディもしっかりとあり、高級感が溢れています。
2015年ヴィンテージと2016年ヴィンテージを比較すると、圧倒的に厚みが増したのが2016年!これは美味しい!今後の飛躍を予感させる上質メルローです。
◾️銘柄名
ドメーヌ・スリエ ルヴィーブル2016 メルロー樽熟成
◾️容量
750ml
◾️ぶどう品種
メルロー100%
◾️産地
日本・長野県塩尻市(桔梗ヶ原ワインバレー)
◾️味わい
赤・バランスが良く上品なフルボディ
◾️料理とのペアリング
焼肉・すき焼き
→ 商品の詳細ページはこちら
メルローに見える将来性。
今回ご紹介したメルロー2016樽熟成は、まだワイナリーが無かった頃なので、レモンタージュでもオンライン見学ツアーをしたことのある「安曇野ワイナリー」さんで委託醸造(ぶどうを持ち込んで醸造してもらうこと)したものです。
ボルドー系の醸造が得意な安曇野ワイナリーの加藤醸造長らしい、上品かつしっかりとしたボディに仕上がっていました。正直、樹齢の若い樹とは思えない充実感でした。
その辺りが、塩尻メルローの品質の高さなのでしょう。すでに美味しいメルローですが、今後が楽しみです!
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